不同沈下はどれくらい発生しているのか
不同沈下・・・
そもそも不同沈下って何?
となるのが普通だと思います。
濃尾平野が広がる岐阜や愛知、三重など、この東海地方でも不同沈下が発生する恐れのある場所は広範囲に広がっていると思われます。
不同沈下の分かりやすい事例として「ピザの斜塔」が代表的建物です。
ピザの斜塔は建設当初から傾き(不同沈下)が始まっていたようで、傾きを修正しながら建設が進められました。しかし最終的に不同沈下による傾きが修正する事ができなかった為、最上階層のみ鉛直に建てられているようです。
現在のピザの斜塔の傾きは3.97度
以前は5.5度まで傾きが進み、倒壊のおそれがあったようで1990年から約10年もの修復工事が行われ現在の3.97度まで戻したようです。
3.97度まで戻せたのだから傾きを無くし真直ぐになるよう工事を行えば・・・
傾いた歴史的建造物だから傾きを戻さない・・・
それも一つの理由なのかもしれません。
しかし現在の技術をもってしてもピザの斜塔は真直ぐに戻すことは不可能のようです。
不同沈下、不等沈下ともいわれ建物の重みによって地盤や建物が不揃いに沈んだり滑り出したりする現象の事です。ピザの斜塔では傾いた側(南)の地盤が緩く建物自体を支える地盤ではなかった為に建物が傾いてしまった訳です。
一般の住宅に不同沈下が発生するとドアの開け閉めに支障が出たり隙間風や雨漏りの原因となったり室内外の壁に亀裂が入ったりします。
建物の土台である基礎にヒビが入ったりすることもあります。ひどい場合にはめまいなどの健康被害も発生します。
1995年1月に阪神・淡路大震災が発生、建物の崩壊が原因でたくさんの方が亡くなりました。建物崩壊の原因として地盤の強度:地耐力が注目されました。
2000年に法改正がされ、事実上、地盤調査は義務化されました。
また住宅会社には瑕疵担保責任があり住宅を建ててから10年間は構造耐力上主要な部分などの瑕疵(欠陥)に関しては無償で対応しなければならない為、建物が傾いたりしないよう頑丈な建物を建築するだけでなく、地盤(土地)も建物をしっかり支え事ができるよう改良工事が行われるようになりました。
それにより地盤沈下などによるトラブルは減少傾向にありますが100%なくなっていないのが現状です。
では、不同沈下はどれくらい発生しているのか・・・
実際、住宅の不同沈下発生状況といった統計は取られていないようです。
Webを利用して検索してもはっきりとした数字は出てきません。
ここからは私の推測になりますが・・・
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターが発行している「住宅相談統計2022」によると2021年に住宅着工で持ち家と分譲戸数を合わせると440,719戸。
そんな中、新築等に関する相談件数が23,994件あったようです。そのうち不同沈下の影響が考えられる基礎・外壁のひび割れが24.8%ありました。約6000件弱が不同沈下の影響した案件ではないかと思われます。また不同沈下の影響も考えられ事案として雨漏り(屋根・外壁)が14.6%約3500件の相談があったようです。合わせると9500件にも上ります。実際に9500件の内、本当に不同沈下が影響していた案件が半数としても約5000件。また紛争処理支援センターに相談まで至らず工務店・ハウスメーカーと施主様間で解決し紛争処理支援センターへ相談まで至らず表に出る事がなかった案件も同数程度発生していたとすると約10000件不同沈下が発生した可能性がある事になります。
2021年に建てられた持ち家・分譲戸建ての総数からすると約2%の確率で不同沈下が発生していると私は考えます。
2%・・・
多い? 少ない?
不同沈下が発生し0.5%以下の傾きとなると我慢すれば生活ができる状況です。その為泣き寝入りする方もいるのではないでしょうか。
また、不同沈下を修正しようとするとかなりの費用が掛かります。
Webで調べると相場は300万~400万位でしょうか
工法や建物の大きさによってなのかもしれませんが1000万円くらいという所も
そして時間も・・・
そうならないようにするために、新築を建てる前には地盤の事を良く知り備える事が大切です。
私たちは不同沈下が起きないようにするため、天然砕石パイルHySPEED工法を皆様にご提案させていただいています。
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一緒に新築住宅の地盤の事、考え備えていきましょう